■西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 縦走 2023年08月22日から2023年08月27日


  ■ 西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 1日目 から


 西吾妻山からの縦走2日目。
 4時半頃に目が覚めたのでせっかくだし日の出が見えないかなと。

 展望台まできたんですが位置的に電波塔や山が影になって見えないのね。
 あとで聞いた話しだとロープウェイ駅の上からなら見えるそうで。

  

 宿泊客が俺一人だったので朝食の時間は俺にあわせてくれるとのことで7時から朝食。
 具だくさんのオムレツ、サラダ、ソーセージ、スープ、ヨーグルトにフルーツと豪華。
 いややっぱ凄く良い宿ですわ。すごく歓迎してくれたしいい気分でカラダを休められました。

  

 前日お願いしておけば無料でお弁当出してくれるんですが、おにぎり2個にオカズと結構立派!
 ランチなんかもやってるそうなんですけど、凄い気になるなあ。また来たい。

 さて今日はもう一度、西吾妻山を登り返して姥湯温泉に向かうワケですが、
 この日はリフトが点検日で休業。仕方ないので歩いて登るワケですが…

  

 7時過ぎの時点でもう日差しがキッツイ!
 ゲレンデを歩くので日差しを遮るものが無くて凄い堪える…
 ロープウェイ1基ごとに休憩入れて少しづつ進むことに。
 2基目のところで休んでるときにリフトの点検の人がリフトで登ってきたんですが、
 ヘロヘロになってるの見て気の毒に思ったのか、沢水が出てるところ教えてくれてタオル冷やしてくれたり…天元台の人はみんな親切だな!

  

 3基目のリフトのところにトイレマークがあるんですが、この小屋にトイレがあります。
 手前の引き戸のところがそれ。ボットン便所ですが、小用を足すくらいなら充分かと。

  

 昨日降りてきた登山口に戻って右手が昨日の道で今日は左手側へ進んで人形石方面へ。
 こっち側も石がゴロゴロした道でちょっと難儀します。

  

 ゲレンデ側はドピーカンだったのに標高上げていくと雲の中に突入して急に雨と風が。
 人形石のある広場あたりからすっかり先が見通せない感じに。

  

 稜線出てからは楽しい木道歩きだったハズなんですが、雨と風でただただしんどいことに…
 雨とか風があると熊のほうが人間に気が付かずに鉢合わせする恐れあるので精神的にもすり減る。

  

 木道と茂みが繰り返し2時間くらい続くエリアなんですが、雨で木道は滑るし、
 景色もほとんど見えないので、もう黙々と歩くしかない状況。

  

 滑るのでスピードも上げられずしっかり2時間かかって避難小屋、明月荘に到着。
 雨風をしのげるのでここでお昼休憩にすることに。

  

 ペンションでつくって貰ったおにぎり弁当がホントにありがたかった…
 ここから姥湯温泉まで2時間半ってところなんですが、ここからもしんどい道が待ってるので、
 しっかり休憩してトイレも済ましてから出発。

  

 この辺りまで木道が敷かれいるんですが明月荘周辺はあまり人がこないのか、
 木道が泥とコケでぬるぬるしてて、わかってても滑って転ぶ勢いなのでマジで注意。というか転んだ。

  

 少し進むと金明水という水場があるんですがこんな天気なのであまり水は消費しておらず、
 水の補給はスルーして先に進むことに。
 道がここからぐっと下り出しますが、ドリフの滑り台になる階段みたいになってる木道とかあって、
 コレはもう登山者に怪我させようとしてるだろって感じで酷い。幸い下は湿地じゃなくてただの泥道なので、
 マナーとしては褒められたもんじゃないけど、安全をとって木道を外れて歩いてクリア。

  

 地図には特に注意書きはないんですが姥湯分岐までの間に、沢を3度渡ります。
 幸い増水するほどの雨じゃなかったので問題なく渡れましたが、増水の心配はない感じなんかね。
 滝の周辺は沢沿いにつけられた細い道を行くんですが、登山道が削れてしまって足一個分くらいしか残ってなかったり、
 斜面側に崩壊しててザレてる部分もあるので通行には充分注意が必要。というか危険マークが必要なレベル。

  

 道が悪いので速度が上がらず1時間半かかって姥湯分岐まで到着。
 ここまで登山者には一人も行き合わず孤独な道行で、さすがに心細くなってきたり。主に熊との遭遇の恐怖が。

  

 姥湯分岐から姥湯温泉までの道は結構整備されているので、分岐からの茂みさえ抜ければ後はラク。
 向かいに絶壁が見えてくると姥湯温泉は目の前なんですが、つづら折りに谷間に降りていくので地図上ではすぐ近くなのになかなか着かない。

  

 降りきると向かいに吊り橋が見えるんですがこっちは駐車場。
 吊り橋は渡らず右手に進むと姥湯温泉、舛形屋さんが見えてきます。

  

 こちらが今日のお宿。
 汗と雨でびしょびしょだった俺を見かねたのか、受付してた社長さんの配慮で、
 温泉のすぐ脇の部屋をあてがってくれました。ありがたい。部屋出ればすぐ温泉。


  

 内湯1つと露天が2つありますが露天の眺めが最高。
 2つある露天風呂は、混浴と女性専用の入れ替え制。
 混浴で有名な宿なので、家族や夫婦で混浴にしきてるお客さんが多くて、
 男性客いても女性が結構入ってくるのでちょっとびっくり。気まずいのでずっと後ろ向いてましたわ(笑

  

 お部屋はこんな感じ。扇風機があるのが非常に助かる。服乾かすのに使うので。
 宿の人の対応が凄く良くてぐしょぐしょだった登山靴も新聞紙つめて干してくれてたのでしっかり乾いてました。
 食事はよくある旅館の食事って感じですが、すき焼きのお肉が松阪牛ということでちょっと豪華。
 温泉を堪能しまくってすり減った体力と精神の回復に努めて就寝。


  ■ 西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 3日目 へ








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