■西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 縦走 2023年08月22日から2023年08月27日


  ■ 西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 2日目 から


 微温湯温泉を目指しての登山三日目です。
 姥湯温泉で目覚めて、朝風呂をキメて荷物をあらかじめまとめてから朝食。
 ちなみに、露天の方は洗い場がないので、内風呂でカラダ洗ってから露天を堪能する感じ。

  

 朝食は旅館の朝食としてはよくある感じですがまあこういうのでいいんですこういうので。
 宿のWEBとかには書いてませんが前日聞いてみたら、おにぎり弁当くらいなら出せるとのことだったので、
 お願いしておいたお弁当もゲット。

  

 宿を出発して坂を下って登山口に向かいますが、
 振り返ってみると、凄い立地だなこの旅館…まさに秘湯。

  

 宿から3分ほど歩いた駐車スペースの向かいに兵子の登山口があります。
 特に登山口の標識はないので、あらかじめ調べておかなかったら戸惑ったと思う。
 茂みにハシゴがかかってるだけなんだもんな…出だしから、お、おう…ってなりますな。

  

 ただハシゴを超えると道はそれほど荒れてないので特に難しいところはなし。
 根っこだらけですが、陣場山の登りとか思い出します。

  

 開けたところに出ると兵子らしきピークが見えますが尾根道ではなくてずっと樹林帯をあそこまで行く感じかな…?
 気温が上がってきてしんどくなってきました。

  

 茂みを登りきってしばらくすると、地図上に大日岳と記載がある地点に到達しますが特に標識などはナシ。
 暑さで体力が奪われているのでここだ休憩、コーヒー淹れて一息つくわけですが、
 熊が多い地域と聞いてるので落ち着かず、熊鈴の代わりに音楽流しながら休憩。

  

 さてせっかく登ってきたんですが大日岳からいったん下る形で下方の樹林帯を抜けて反対側のピークを目指す。
 降りきると両側にハシゴがかかってる地点がありますが、ここから登り返して兵子を目指します。
 ところどころに、兵子までの距離を示す数字の書かれた標識が木にかかってます。

  

 暑さでしんどいですが聞いていたほど難儀な道ではないので、
 休憩いれつつもコースタイム通りで兵子に到着。
 ここの眺めが大変素晴らしい。風が強いのでちょっと落ち着かないですが、ここでお昼休憩に。

  

 宿でつくってもらったでっかいおにぎり2個とお新香。
 景色楽しみながら、だいぶゆっくりしてしまった。

  

 ここから一切経山を目指します。
 ちょっと怖い感じですけど、ピンクテープの方向に岩場の方に降りる感じ。
 まあ実際には左手から階段状になってるのでそれほど難儀しません。下からみると結構迫力ありますが。

  

 降りきると鳥帽子山との分岐へ到達しますが、問題はここから。
 地図上は破線ルートで、ほぼ薮となってる難路。まあ30分くらいの道のりだしなんとかなるかな…?

  

 水はけが悪いのか地面もぬかるみでドロドロで最悪のコンディション。
 昔あった登山道の名残りなのか、飛び石上に石が敷いてあるんですが薮で見えないし意味ねえ!

  

 途中で堀田新道への分岐の標識がありますが、この道は地図上は侵入禁止になっているくらいの難路。
 沢を何度も渡るけどルートが不明瞭で遭難の危険があるようで。恐ろしい。
 家形山への分岐から先は、地図上では通常ルートになってますが、普通に薮&ぬかるみ!聞いてねえよ!?
 途中で、薮の向こうからなにかガサガサこっちにくる!!って焦りましたけど、普通に登山者でした。熊じゃなくてよかった…
 藪の中で遭遇すると、何がくるかわかんねえから超怖ええよ!!

  

 開けたところに出るとそこが家形山の山頂。
 特に標識はないですが三角点とケルンがあります。
 ここからの魔女の瞳と言われる五色沼が眺めが素晴らしい。
 できればお茶でも淹れてゆっくりしたかったんですが、直射日光がしんどいので少し息ついたら先に進むことに。

  

 降り口がよくわからなかったんですが杭が打ってる辺りから下への降り口が。
 ザレて滑りやすくなってるので注意しながら沼のあたりまで降りて反対側の一切経山を目指します。
 ちなみに道は沼の上のフチなので水のあるところには降りられません。

  

 一切経山までは距離敵にはそれほどでもないんですが、富士山のようなザレた斜面を登っていくので、
 コースタイムの40分たっぷり、直射日光にさらされながら登るので結構しんどい…
 山頂の標識につく頃にはすっかり汗だく。頂上は広々していて荒涼とした風景が広がります。
 こっちからも五色沼が見えますけど、アングル的には家形山からのほうがいいかな?

  

 ちなみに、一切経山の山頂には「空気大感謝塔」なる謎の塚があるんですが、
 これがホントに謎で、山小屋の人も、ビジターセンターの人も、地元の人すら誰も由来を知らないという…
 ちょうど、FGOで空気の精霊ワンジナちゃんの話やってますが、もしかしてワンジナちゃんと関係あります?(関係ない

  

 ここまで暮ればもうゴールは目前、浄土平を目指して下山開始。
 途中で、吾妻小富士が見えますが…え、あんなでかい噴火口あるのヤバくない…?
 ってなるくらいでっかいです。この脇で宿泊して一夜過ごすのなんか落ち着かないな…?

  

 ザレて石がゴロゴロしてる道を下ってきますが、
 途中で一切経山の噴気孔から上がる噴煙が見えてきます。いまは有毒ガスの恐れがあって立ち入り禁止。

  

 結構立派な避難小屋がありますけどもうゴールも近いのでトレイもスルーして先に進む。
 ここからビジターセンターまで30分くらいだしね。
 一切経山からこっちまでは結構観光客ともすれ違いましたな。

  

 木道まで敷いてあるので平服で散策してる方も多いです。
 下から見上げるだけでも、一切経山や吾妻小富士は迫力ありますしな。

  

 というか一切経山の噴気孔はしゅごおおって音が遠くまで聞こえる勢いで噴出してるのでちょっと怖い。
 めちゃめちゃ活動してる火山なんだなって実感させられますわ。

  

 ビジターセンターでソフトクリームでカロリーを補給、ついでに下山後に飲むつもりで、
 会津高田の梅酒を購入。ザックには入らないので雨蓋との間に挟み込んで担ぐで行くことに。
 まあ派手に転倒でもしないかぎり割れんでしょうということで。

 地図見て勝手に尾瀬みたいに木道沿いの開けたところにあるのかと思ったら、
 一度、樹林帯に入って暫く行ったところにあるのね吾妻小舎。

  

 そんなワケで今日の宿は吾妻小舎。
 このまま微温湯温泉まで行ってもよかったんですがコースタイム的には、
 ギリギリで日暮れ前につけるからくらいの感じですから、熊と遭遇しそうな時間帯じゃんということで、ここに宿をとることに。

  

 山小屋で塩対応されることは度々ありますけど、ここは特に酷い気がする…歓迎されていない感じがヒシヒシする。
 というか、客は俺とあと一人おじいさんの二人だけだったけど、おじいんさんのほうに至っては、
 基本的な設備とか食事の時間の説明さえされずに放置されてるしこんな対応ある…?って酷さ。
 まあ、飯出てきて寝れればいいんですけど、ここはシャワーも使えますしね。
 スマホの電波が入らなず、Wi-Fiあるけどほぼ繋がらなのもあって、体にも疲労が溜まってるのでずっと寝てました。


  ■ 西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 4日目 へ








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