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西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 3日目 から
微温湯温泉を目指す登山4日目!
吾妻小舎で目覚めて朝食。ポトフというか…おでんだこれ。
朝から熱々おでんを胃に詰め込んで出発。
めちゃくちゃ快晴で朝から気温も上昇。
まあ、今日は微温湯温泉に向けて下山するだけで2時間程度の道のりなんでゆっくりでいいんですが。
…まあその2時間が問題といえば問題。
せっかくなので吾妻小富士にも登ってみることに。お鉢周り50分くらい。
階段がつけられているのでスニーカーでも問題ない観光地。
上までくると火口が見えますがすり鉢状になってて穴は塞がってるので三原山みたいな恐怖感はないですな。安心。
看板に左回りで回ってくださいと書かれてますが、逆だと急斜面を下ることになるので転倒の危険が。
上からのの眺めもなかなか。
で、今日、微温湯温泉まd下る道が上から見えるかなと思ったんですが…道らしきものが見えない。
左のほうのヘアピンカーブのあたりから下るらしいんですが…
一周回ってからレストハウスまで下ってトイレの前から微温湯温泉コースへ。
降り口がよくわからず迷ってたんですが、駐車場のおじいさんが声かけてくれて教えてくれました。
このロープの切れ目が降り口。
一応、道らしきものがちゃんとあります。
上から見えたヘアピンカーブのあたりまで来て道路渡って反対側へ。
道どこ…?
アプリでGPSを見ながら移動していると目印発見!
なんとか道筋辿って下山開始。この辺りは石ゴロゴロしてるけど特に難しいところはないです。
が、それも樹林帯に入るまでのお話し。
ここからが本当の地獄だ…!
完全な薮!2時間近く薮こぎするはめに!
というか道聞いたビジターセンターや駐車場のおじさん、山小屋の小屋番まで全員が全員、熊に気をつけて!
っていうくらい熊が出没するエリアで、実際、熊のうんちを登山道に頻繁に見かけましたわ。絶対ヤバイ。
まあそんなワケで、熊が出やすい早朝や夕方は避けてわざわざ一泊し、朝の時間を潰して日中に出発したワケです。
幸い、熊には遭遇せず。ずっと薮こぎする羽目になったのは辟易しましたけど。
後半は薮が少なくなって道も歩きやすくなりますけど、一部、道が崩れてるとこがあるのでそこだけ注意かな。
一応ロープはってあるんですが、地面がどろどろでふんばり効かないので転けました。梅酒は幸い無事。
そう、昨日かた梅酒の瓶を担いで薮こぎしてました。
お昼前には下山完了!
無事、微温湯温泉に到着!
開湯300年の温泉宿、一番古い棟は明治5年の建築だそうで。
凄く風情がある旅館で、今回はここにくるのが目的だったと言っても過言ではない。
一泊10,650円。湯治のための連泊だともっとお安く泊まれます。
お部屋は障子で廊下と区切られているだけで、鍵とかありません。
クーラー、扇風機の類もありませんが、冷蔵庫だけはある!これだけでも助かる!
帳場には、江戸時代のものと思われる定書が残っています。
建物が古いのであちこちきしんでますが利用には問題ないかな。むしろこういうの好き。
コカ・コーラの自販機と牛乳自販機が1階に設置されています。ビールは帳場に言えば買えそう。
湯治客用の自炊室には洗濯機もあって、宿の人に言えば使わせてもらえます。ここまでの道のりで汚れた服が洗濯できて本当に助かる。
茅葺き屋根の棟が一番古い建物ですが使えるのは一部の部屋だけのようで様子見に行くと廃墟みたいな雰囲気。
手前のほうの部屋はちゃんと綺麗に清掃されて泊まれるようになってるようですが。
さてお待ちかねの温泉。
名前の通り、温度の低いぬるいお湯が名物の温泉。
長時間浸かっていられる温泉で、4、5時間も浸ってられる人もいるそうで。
湯量も多くて湯船にドバドバ流れ込んでドボドボとオーバーフローしてます。
奥の方の湯船は、水道水を加熱したあがり湯。この時期は気温が高いのであがり湯を使ってカラダを温める人はあまりいない様子。
まずは軽く汗を流してからカラダを休めるために外でぼーっとしてましたけど、そういえば名物の猫さんが見当たらない。
暑すぎてもしかして宿に来てないのかな…?
山の中の宿ですが不思議と日中は不快な虫が部屋にはあまり入ってこないです。
沢山飛んでるトンボのおかげかな…?一度入り込んできたのはでっっけオニヤンマだったし。
さすがに夜になると光に集まってくる虫がくるので、おすだけベープもってきて良かっと思いましたけど。
宿の人に言えば蚊取り線香出してもらえるけど、臭いが気になるしね。
夕飯は、イワナの味噌焼き、合鴨の溶岩焼き。白米が美味いのでモリモリ食べてしまった。
部屋に戻ってくつろいでいると、突然の猫の襲撃。
涼しくなって出てきたようで。
部屋に上がり込んで勝手に布団の上でくつろぐくらい人懐っこい。
この2匹以外にもキジトラ柄の子がいるでようで。
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