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草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠)1日目 から
■草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠) 2日目
そんなワケで草津温泉二日目。
今日は草津温泉からハイキングコースを利用して、渋峠、横手山を越えて志賀高原を目指します。
距離15kmで累計登りが1000m越えているので結構キツイですね。特にこの猛暑の中なので。
昨日、登山口は確認したので宿を出てサクサク向かいます。
雲一つない快晴で早朝にもかかわらずすでに気温が上昇中。
天狗山の駐車場に公衆トイレがあるので済ましてから出発。タオルも濡らしておきます。
谷沢川の橋を渡って少し進むと登山口が見えてきます。
木道の階段を上がっていくとひたすらまっすぐ進む登山道へ。
右手がすぐゴルフ場の敷地なので、ゴルフコースがちらちら見える状態で、
ゆるい登りをひたすらまっすぐ進みます。
30分ほどで蟻の塔渡りという地点へ到達。
両端が切れ落ちてる細い道なんですがしっかりした柵が設けられているので転落するような心配はなし。
少し進むと白根山方面との分岐がありますが、当然、白根山方面は立入禁止で規制中。
反対側の芳ヶ平方面へ進むワケですが、法面に挟まれた道を登って行く感じに。
ここは雨天時にだいぶ水が流れ込むのか中央がかなりえぐれてしまって歩きにくいですね。
まあ危険ってほどではないですが。
ここを抜けると地図に「香草」と記されている地点に到達。
ここから「常布ノ滝」という滝が見えるのですが、まあかなり遠いです。
少し進んだところにこの滝の下まで行ける道があったんですがいまは途中で崩落箇所があって封鎖されてます。
滝が見える場所が少し開けているので一旦休憩。
あまりキツイ箇所はなかったんですが気温と湿度のせいで思ったより消耗してて結構しんどいかも。
ここから大周りを経て沢に出るまで結構な藪が生い茂ってるんですがちゃんと刈払がされているので安心。
あまり人が通らない道っぽいのにこうしてちゃんと整備されているのは非常にありがたいことですな。
沢に出ると地図に「毒水」と物騒なことが書かれている箇所になるんですが、毒水沢という硫黄成分が混じった川のことのようで。
地図にはないんですがここから川沿いに遡っていくと「香草温泉」という、野湯があるそうなんですが、今回はパス。
というか、かなりアレな道のようなので一人で行くのはかなり危険というか無茶かなあ。
少し進むと「横笹」という地点へ到達。ここからチャツボミゴケ公園方面へ分岐してます。
ただ、見る限り公園への道は刈払いがされていないようなので行くとなると藪漕ぎを覚悟しないとですなこれは。
クマも出没するエリアなので、ちょっとこれは考えどころですな。
今日はとりあえず予定通り芳ヶ平方面へ。
歩いていると、いままさに刈払い作業中のおじいさんと遭遇。
俺がヒィヒイ言いながら歩いてきた道を草刈り機担いでここまで草刈りしながら来てるんだからホントに頭がさがります。
横笹から一時間ほどで開けた場所に出ると芳ヶ平。めちゃくちゃ開放感あるんですが同時に日差しもキツイ!
左手に白根山がだいぶ近くに見えるんですが当然そっち方面は通行止め。
まっすぐ進んで芳ヶ平ヒュッテへ。宿泊や軽食を出してるんですが基本は事前予約しないと無人。
今日はたまたま人がいたんですが宿泊者の対応優先なので、突然訪問しても対応はしてもらえません。
トイレ使うのによってみたらワンコが2匹出てきてじゃれつかれましたが。
ヒュッテから少し進むと芳ヶ平の湿地地帯でも木道が整備された景観地。
素晴らしく眺めのいいベンチなども設置されているのでここで少し休憩。
眼の前に見える山並みがこれから登る渋峠なんですが、目を凝らすと上の方に車が走ってるのが時々見えて、
なるほど渋峠が日本国道最高地点ってのは伊達じゃねえなとかしみじみと。
まあ、あそこまで登らないといけないんですけどね!
樹林帯なのに、ちょうど日差しが真後ろからくるもんだからずっと太陽にあぶられてキッツイ!
振り返ると後にしてきた芳ヶ平と白根山が望めますが景色はホントにいいんですよ…
渋峠までの登りが意外と岩だらけの急登な上に日差しを遮るものがなく、
熱中症にならないようにこまめに休憩入れながら登っていくと急に道路に。ここが渋峠。
すぐ向かいが横手山のスキー場ゲレンデと駐車場なんで車で来た観光客で結構賑わってました。
駐車場のおじさんにどこから来たのか尋ねられたので草津温泉から登ってきたことを伝えると、
「またエラいところから来たねえ」と驚かれたので、やっぱりこのルートでくる人少ないようで。
向かいの渋峠ホテルで休憩。軽食をやっているのですがここはガマンして飲み物だけ。
せっかくなので、100円で発行してもらえる日本国道最高地点証明書も貰っておきました。
歩いてくるのはまあたぶん趣旨が違うのかもしれませんが。
駐車場に戻って向かいの横手山を登ることに。ここを登ってしまえば後は下るだけなんでもうひと頑張り。
といってもスキー場のゲレンデを登るだけなので難しいところもなにもなし。普通のスニーカーの人も歩いてます。
横着するならリフトで登ることもできるんですがここまで来たんだし徒歩でゆっくり登ることに。
20分ほどで横手山の頂上に到達。
志賀高原方面が見渡せますが天気もよく最高の眺め。
とりあえず山場は越えたので、お腹も空いてきたので横手山ヒュッテでお昼ご飯にすることに。
名物のボルシチとパンのセット、飲み物に牛乳とコーラをダブルチョイス。
ここは焼き立てのパンが有名なんですが、着いたのがお昼すぎだったにも関わらずパンはすべて売り切れ。
幸い食事とセットのパンは随時出してくれてたので1個は食べられましたが。できれば夜食用に余計に買っておきたかった…
当初はここ横手山ヒュッテに宿泊することを考えてたんですが天気予報見て予定組んでから予約の電話したら、
もうとっくに予約いっぱいでぜんぜんダメでしたわ。さすがに人気の宿のようで。
なにしろ眺めが最高ですからねえ。
朝方は運が良ければ雲海なんかもヒュッテの窓から鑑賞できるらしいです。
そんなワケでとれた宿は、まだ先なので今度は反対の志賀高原方面へ向けて下山開始。
こっち側もリフトで降りられますが、ここまで来たら意地でも全部歩いてやるぞと徒歩を選択。
渋高原側はスキー場ではないので結構道が険しいです。細くて岩も多いので注意。
何度かリフトのすぐ下をくぐることになるのがちょっと面白いですな。
横手山ドライブイン、「のぞき」と称される地点に降りる手前が、ガレ場の急坂なんですが、
ここからの眺めが大変良いです。まあ景色ばかり見てると足元とられるので注意ですが。
のぞきまで降りるとまた道路にでますが、こっち側から登る場合は、スカイレーターなる長いエスカレーターで登ることも可能。
まあ、もちろん有料なのですが結構道が険しいので登る場合は利用するのもありかもですな。
さてここから今日の宿の山本荘へはスキー場のゲレンデを降りていきます。
地図には道が載ってないんですが、ヤマレコのアプリだといけることになってるので、
GPSを頼りにゲレンデの中をざっくざっくと降りていきます。
坂道をすいすい行くだけなので早い早い。
コースタイムをだいぶ短縮して山本荘へ到着。
お風呂使えるの3時からということだったんですが、好意で早めにお風呂使わせて貰えることに。
明日も、長い道のりなので、汗を流したら昼寝、夕飯食べて即就寝と、完全に休養だけでの利用になってしまった。
温泉ではないけど、お風呂で汗流せるだけで全然違うしねえ。ただ設備がだいぶ古くて、
トイレが天井に穴相手水が漏れてるのはいただけなかったかなあ…長く頑張って欲しいけどさすがに老朽化で厳しそう。
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草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠)3日目 へ続く
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