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草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠)5日目 から
■草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠) 6日目
草津温泉6日目です。
明日にはいまの宿をチェックアウトして次の宿(一泊のみ)へ移動しないといけないので、
遠出できるのは今日がラストチャンス。
天気予報では、今日も同じくというかずっと雨、午後から雷雨みたいな予報なんですが、
もう雨に振られることは覚悟して出かけることに。
目的地は群馬の秘境、毛無峠。
万座温泉から徒歩でアクセスするので、総距離25km、コースタイム往復7時間超のロングトレイルになります。
草津温泉からアクセスする場合のタイムテーブルはこんな感じ。
・行き
06:50 草津温泉バスターミナル発 長野原草津口行きバス
07:15 長野原草津口着
07:50 長野原草津口駅発JR吾妻線
08:06 万座・鹿沢口駅着
08:32 万座・鹿沢口バスターミナル発万座温泉行きバス
09:15 万座バスターミナル着
・帰り
16:40 万座バスターミナル発軽井沢行きバス最終バス
17:24 万座・鹿沢口駅着
17:36 万座・鹿沢口駅発JR吾妻線
17:52 長野原草津口着
18:40 長野原草津発 草津温泉行きバス
19:05 草津温泉バスターミナル着
万座温泉からの帰りの最終バスが16:40なのでコースタイム通りだと、休憩なしでも間に合わないので、
ペースを上げてかなり巻く必要があることになります。
まあ、コース全体がほぼ車道歩きなので、体力が続けばぜんぜん時間は巻けそうなんですが、
問題は天気ですかね。雨の中、どれだけ時間を巻けるか。
草津出るときは雨は降ってなかったのですが万座温泉に到着した時点では小雨。
最初は上下にレインウェア付けて歩き出したのですが気温と湿度で無理!ってなってしまい、
上は脱いでしただけ装着してもうシャツは濡れるままにして着替えればいいやと。
万座温泉から離れると雨の降る範囲から外れたのか薄曇りの中を進む状態。
むしろ太陽が隠れてくれて先を急ぐ俺にはいいコンディションかも。
ペースを上げてどんどん先を急ぎます。万座峠に着いた時点で準備にかかった分の時間の遅れは取り戻せたかな。
ずっと車道歩きなんですが、天気の悪い平日ということもあって車も時折通る程度で問題なし。
徒歩で向かってるアホは当然ですが俺以外には行き合いませんでした(笑
途中で老ノ倉山という15分ほどで登れる展望地の山があるんですが時間が推してるのでスルー。
登ってもまあこの天気だしねえ。なんも見えなそう。
コースタイム3時間半のところを2時間で毛無峠に到着。大幅に巻けました。
熊よけ代わりにリッジレーサーのサントラ流してたせいで自然にペース上がった気がする。
流れてくる雲に覆われて時折見える鉄塔と荒涼とした大地。
凄い地の果てって感じが凄いです。
いや、バスの終点からさらに2時間以上歩いた道路のどん詰まりだからホントに地の果てなんだけど。
以前は大規模な硫黄鉱山があった場所なんですが、山津波で集落が壊滅した逸話がある土地。
いまも鉱山の遺構が残ってますが天気悪いのもあってもの凄く不気味です。
谷を下っていくと、鉱山集落の跡地や慰霊碑なんかがあるそうなんですが、
霧で道を見失いそうなのと時間もないので断念。
この毛無峠からは、御飯岳と破風岳の2つの山の登山口につながってるのですが、
御飯岳のほうは往復3時間はかかってしまうので無理。
なので、1時間かからずに登り降りできる破風岳のほうに行ってみることに。
破風岳の登山口のすぐ側に、あの有名なグンマー帝国の国境があります。
群馬県の文字が風雪でかすれて消えかかってますが、標識はまだ健在。
ここまでこれたので1つ目的は達成かな。根性だせば公共交通機関だけでもアクセスできる!
まあ、まったく推奨できませんが。
動画を撮ってきたのですがこんな雰囲気。
下のほうに見える鉄塔の辺りまで降りていくと壊滅した集落のの跡地へ行けるらしいんですが、
もともと大規模な土砂災害があった土地にこんな天気の時に降りていく勇気はないです。怖すぎる。
破風岳には、車できた人たちが何組か登ってましたが小雨が降ってきてるのでそうそうに降りてきていてすれ違いに。
熊笹が刈払いされていて登りやすいようになっているのでサクサク登れます。
頂上まで20分ほど。まあ予想してましたがなんも見えません。
2000mには1m足りないんですが、なんか妙に文字列はカッコイイ。
ピークも踏んだのでサクサク下山して帰り道を急ぐのですが雨が強くなってきたのと、
遠くで雷が鳴る音がゴロゴロと…これはヤバイ。
下山するとそれほど標高差はないハズなんですが下はまだ雨降ってなかったので、
少し座って休憩してカロリーメイトを口に詰め込んでエネルギー補給。
まだ戻りも2時間かけて歩くわけですし。
少し雲が晴れて鉱山の遺構が見えてきましたが、さすがに下まで降りる余裕はないなあ。残念。
5分ほどの休憩の後、万座温泉を目指して出発。
雨は一時的に止んだものの、やはり遠くで雷がゴロゴロ鳴ってるので焦る焦る。
なにしろ、毛無峠から老ノ倉山分岐までの坂道は落石多発地帯。
もう見るからに落石しますよって感じの谷間というか、落ちてきた石や岩が転がってるし…
そんなワケでここだけは雨が本降りになる前に抜けたかったんですよな。
まあ、幸い、雨には追いつかれなかったんですが。昨日の社でのお参りの効果だろうか…
途中の道路で、なにかいるな…と思ったら猿の群れでした。こっち見てすぐに逃げていいましたが、
通り過ぎるまで道路脇からギャーギャーすげえ威嚇されて怖い。
急いだかいがあって14:30頃には万座温泉に到着。
14時台のバスに間に合ってしまったんですが流石に温泉入っていきたかったので、
予定通り16:40のバスで帰ることにして、少しゆっくりしていくことに。
今日は、こちらもバス停の最寄りになりますが、万座高原ホテルのほうの日帰り温泉を利用してみることに。
大きな混浴露天風呂で有名なところなんですが、男性は巻きタオル、女性は湯浴み着で入浴する形式。
結構いいホテルのハズなんですが、なんかその露天風呂が手作り感凄くて…お湯もなんかぬるめ。
素人工事なんだろうけど、敷いてある石がぐらぐらしてたり、工事中の箇所がそこかしこに。
あんまり落ちるつける感じではなかったかな…1500円と結構するわりに。
アイスキャンディーが無料で食べられる程度では満足感ないなあ。豊国館は500円だしね。
無事、予定してたバスに乗れて草津へ帰還。
ただ流石に舗装道を往復25kmも装備担いでここ歩くと足がボロボロ…マメだらけに。
湯畑のシルバーバックさんでお肉をガツガツ食べた後は、
白幡の湯でカラダをほぐしてから就寝。
まあ、寝る前にチェックアウトするために荷物をまとめてからでしたが。
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草津温泉・夏季休暇(芳ヶ平・横手山・志賀高原・毛無峠)7日目 へ続く
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